37th Annual Meeting of Japanese Narcotics Research Conference

ご挨拶

下山直人


世話人代表 下山 直人
東京慈恵会医科大学大学院 緩和医療学 教授
東京慈恵会医科大学附属病院 緩和ケア診療部長




第37回 鎮痛薬・オピオイドペプチドシンポジウム開催にあたって

 この度、第37回鎮痛薬・オピオイドペプチドシンポジウムという歴史ある学会を主催できること、また、毎年、多くの研究者の方々とざっくばらんに語り合う場を設けさせていただくことは、当診療部一同、非常に光栄に存じます。
 本シンポジウムは、1980年に京都大学の高木博司先生がはじめられた基礎系の学会であり、International Narcotic Research Conference (INRC)の日本分科会としての役割も担っています。私は、第21回大会時に長崎大学の植田先生のお誘いで、本シンポジウムに参加させていただくようになりました。植田先生からは、臨床研究、オピオイドが使用される現場への還元につながる基礎研究を目指してとのお誘いで、その趣旨に私と同じく心を動かされた現熊本大学麻酔科学教授の山本達郎先生と一緒に参加いたしました。その趣旨を継承すべく、今回の世話人代表を喜んで受けさせていただきました。
 日常で毎日使用しているオピオイド系鎮痛薬は、強い痛み止めであることは間違いがないのですが、悪心・嘔吐、便秘、眠気など、副作用対策が重要で、その対策はまだ十分とは言えないと思います。また、がんの患者には神経障害性疼痛が長い経過の中で、多くの患者に発生し、その対策も十分とは言えない状況だと思います。日常の臨床での疑問を、臨床研究、基礎研究で少しでも解決していくという、研究姿勢を本シンポジウムで改めて認識していけるようプログラムを多くの方のアドバイスをもとに作成いたしました。
 新しい知見を含め、朝から夜遅くまで、ざっくばらんに語り合える会にさせていただけるよう、頑張りたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

2017年06月吉日
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